3月下旬。
京都市伏見区の淀水路を訪れました。
淀水路には、たくさんの河津桜が植えられており、毎年3月中旬に見ごろを迎えます。
今年は、2月下旬と3月中旬にも河津桜を見に淀水路を訪れていますが、例年より咲き進むのが遅く、三度、淀水路に河津桜を見に行ってきました。
大勢の旅行者で賑わう淀水路
淀水路には、京阪電車の淀駅から南に約5分歩くと到着します。
駅からは、「淀の河津桜」と記されたのぼりが淀水路まで立っているので、それを目印に歩いていけば迷うことはありません。
淀水路の西端にやって来ました。

河津桜
電車の窓から河津桜が満開になっているのが見えましたが、目の前で見ると、とても華やかですね。
淀水路の河津桜は、西端が最も美しく、満開になるとピンク色の花が隙間なく咲きます。

河津桜の並木
そして、河津桜が満開になった淀水路は、大勢の人で賑わいます。

たくさんの人と河津桜
淀水路も知名度が上がり、のんびりと歩けないほどの人で埋め尽くされていました。
海外からお越しの方が、とても多くなっていますね。
国籍も様々で、京都の国際化が進んでいるのを実感します。
淀水路脇の遊歩道を東に向かって歩いていきます。
河津桜は東に行くほど数が少なくなります。

水路沿いの河津桜
淀水路に河津桜が植えられたのは、2002年です。
それ以前から植わっている木もありましたから、場所によっては、河津桜を密集して植えることができなかったのでしょう。
水路の東側
道路を渡り、淀水路の東側にやってきました。

見下ろす河津桜
東側は、西側より開花が遅めです。
でも、この日は、東側も河津桜が満開になり、水路全体で見ごろとなっていました。
水路の東側は、西側より比較的人が少なめです。
東に行くほど、人の数が減りますよ。

人が少ない遊歩道
1本だけ桃桜が植えられていました。

桃桜
小さな白色の花を咲かせる桃桜は、唐実桜(からみざくら)とも呼ばれています。
桃桜も、早咲きで、花は梅に似ています。
梅が咲いていると勘違いする人もいそうですね。
水面に映る河津桜もきれいですね。

水面に映る河津桜
桜と水は相性が良く、見ているだけで、心が和みます。
水路の東の端近くまでやって来ました。
ここまで来ると、ほとんど人がいません。

水路と河津桜
西端の密集して咲く河津桜も美しいですが、東端のぽつぽつと咲く河津桜も、落ち着きがあって良いものです。
河津桜が咲く頃の淀水路では、菜の花もきれいに咲きますよ。
菜の花と河津桜を一緒に見るのもおすすめです。

河津桜と菜の花
今年も、淀水路で見事に咲いた河津桜を観賞できました。
淀水路の河津桜は、まだ葉が出てきていなかったので、3月27日までは見ごろを保っていると思います。
今年は開花が遅かったので、3月末でも河津桜を楽しめるのではないでしょうか。
この後は、背割堤にハナモモを見に行きます。